大日本印刷(DNP)は10日、黒崎工場(北九州市八幡西区=写真)に、有機ELディスプレー製造用メタルマスクの大型品生産ラインを新設すると発表した。投資額は200億円。2024年上期(1―6月)に稼働を始める。ライン新設により、生産能力を従来の2倍以上にする。スマートフォン向けメタルマスク生産の強みを、タブレット端末やノートパソコン向けにも展開。事業拡大を目指す。

新ラインでは、タブレット端末など向け有機ELディスプレーの生産効率を高める、第8世代のガラス基板に対応した大型メタルマスクを生産。主要生産拠点の三原工場(広島県三原市)を支援し、事業継続計画(BCP)を強化する。

生産を終了した液晶ディスプレー用カラーフィルターの工場建屋を活用することで、投資効率向上を図る。

タブレットなどのIT製品でも有機ELディスプレーの採用が加速し、IT製品向け市場は25年までに現状の約5倍に拡大すると予測されている。