東レと日東製網、大洋エーアンドエフ(東京都中央区)は、漁網製造時の端材やくずを一部に使った原糸で漁網を製造する取り組み「漁網to漁網リサイクル」を開始する。漁網製造からくずとして分別されたナイロン材料を一部に使ってバージン素材と同等の再生漁網原糸を開発。この再生漁網を大洋AFの漁船で試験的に導入を始めた。漁網端材から漁網に再生する取り組みは業界初としている。

漁網製造で排出される工程くずによる再生材料は強度や耐久性が劣化するため、漁網原糸への再生は困難だった。東レは独自技術でこの再生ナイロン樹脂を一部に使用しても通常製品と同等の原糸を開発した。日東製網が再生漁網を製造する。

マルハニチロのグループ会社の大洋AFは再生漁網を海外まき網漁船に10月以降に導入。2023年1月から沖合まき網船団でも試験操業する。結果を踏まえて日東製網が同年4月に発売を計画している。

今後、東レなどは製造時の工程くずに加えて、使用済み製品を原料にする革新的な原糸の開発を目指す。