商船三井は約1000億円を投じて遠洋を航行可能な3万5000トン級の外航クルーズ船2隻を建造する。2027年をめどに1隻目が竣工する。建造する造船所は未定。子会社の商船三井客船(東京都港区)が運航する。日本船籍を予定しており、商船三井もしくは子会社が保有する形態をとる。

コロナ禍に伴う物流網の混乱とコンテナ船市況の高騰により、商船三井の23年3月期連結業績予想は過去最高の利益を更新する見込みだ。一方で、コンテナ船など市況に左右されるボラティリティー(変動性)の高さが課題になっており、洋上風力発電や不動産など、非海運事業の強化を掲げている。

今回の外航クルーズ船の建造もその一環となり、「海運市況との関連性が少なく、今後拡大が期待される国内外のクルーズ需要を取り込む」としている。