アース製薬は赤穂工場(兵庫県赤穂市)で手がける炭酸発泡による入浴剤の生産能力を倍増する。打錠機を中心とする製造1ラインで対応してきたが、コロナ禍の生活様式の変化により特に炭酸入浴剤の需要が高まっておりフル稼働が続いている。新たに1ラインを増設するとともに専用工場棟に倉庫を追加設置する。2023年夏に完成、稼働を予定する。すでに着工しており、建屋の改修を含む設備投資額は約27億円を見込む。

アース製薬は入浴剤「バスロマン」をはじめ、グループ企業のバスクリン、白元アースを含めて入浴剤で国内トップシェアを持つ。コロナ禍により家で過ごす時間が増え、入浴剤の需要は堅調。その中で疲れやストレスを癒やすイメージが強いこともあり、炭酸入浴剤の需要が顕著に伸びているという。

同社は炭酸入浴剤「温泡(おんぽう)」を15年に発売し、17年から赤穂工場の専用工場棟で生産している。現在、入浴剤原料を打錠機で成形加工する1ラインで対応している。ここにきて需要増に対応するため、4直3交代制のフル稼働状態が続いている。先行きも市場の伸びが続くとみて、設備投資を決めた。

工場棟内に打錠機を中心とする同じ生産能力の新ラインを設置し、2ライン体制にする。また、建屋を一部改修して倉庫を追加設置する。生産能力が2倍になるため、稼働後は当面、2交代制による対応で済むとみる。

アース製薬はグループ連結で22年度に入浴剤の売上高で270億円超を目指している。会計基準変更により単純比較できないが、年度実績を上回る計画で、炭酸入浴剤などの伸びを中心に目標の達成を進める。