日本建設機械工業会(建機工)が31日発表した9月の建設機械出荷金額は、前年同月比5・4%増の3500億9400万円で、うち輸出向けは同4・7%増の2333億6700万円だった。ともに35カ月連続プラスだが伸び率は8月に比べて縮小した。また輸出向けの油圧ショベルが同6・7%減の918億円で15カ月ぶりにマイナスに転じた。建機工は「減速気配が濃厚で変化の潮目にきた感じもある」(事務局)と分析している。

国内向けは同6・9%増の1167億2700万円で、15カ月連続プラスと引き続き堅調だった。輸出の地域別は北米が同10・0%増の895億円。ミニショベルは同37・9%増だが油圧ショベルは同5・8%減と2カ月ぶりにマイナスに転じた。そのほか、アジアが同16・3%減、欧州が同12・7%増、オセアニアが同1・6%増で、アジアの減少が輸出全体を下押しした。

アジアの減速については、大手建機メーカーがインドネシアやタイの選挙の影響を指摘。選挙結果が出るまで投資を控える動きが見られる。北米も昨年、サプライチェーン(供給網)の混乱で生産できなかった分が今年上乗せされているとの見方もある。今後の動向が注目される。