日揮ホールディングス(HD)は金属3次元(3D)プリンターを活用し、プラント建設工事向けに軽量で高強度の配管部材の造形に成功した。同工事に最も多く使われる炭素鋼を材料に、従来の製造方法と同程度の品質で造形する知見を獲得した。将来は同工事に導入し、リードタイム短縮や複雑で自由度の高い造形などの効果を見込む。

子会社の日揮グローバル(横浜市西区)がオランダのMX3Dと共同研究し、成功した。金属3Dプリンターによる炭素鋼を材料にした設計・造形は世界的に事例が少ない。米オートデスクのコンピューター利用設計・製造(CAD/CAM)ソフトウエアの表面が滑らかな形状を得られる機能を使用し、材料の重量を約3―4割削減できた。

プラント建設工事に導入すれば、機器や配管部材の製作や施工のリードタイム短縮につなげられる。造形自由度が高まり、設計変更に柔軟に対応するため、再製作を回避できる。


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