乗用車メーカー8社が30日発表した2023年の生産・販売・輸出実績によると、8社合計の世界生産台数は前年比7・6%増の2579万6411台となり、3年連続で前年実績を上回った。半導体不足の解消などが生産回復を後押しした。新型コロナウイルス感染症拡大前の19年の実績(約2780万台)には届かなかったものの回復基調が続いている。

※自社作成

国内生産は前年比16・1%増の857万2848台、国内販売は同14・1%増の438万1235台だった。国内生産・販売ともに5年ぶりに増加に転じた。海外生産は同3・9%増の1722万3563台で、3年連続で前年を上回った。

トヨタ自動車は世界生産が同11・1%増の1003万3171台で過去最高となった。半導体不足からの回復に加え、欧州や北米で需要が堅調に推移した。国内生産は同26・9%増の337万752台となり、19年以来4年ぶりの300万台超えとなった。

日産自動車は6年ぶり、ホンダは5年ぶりに海外生産が増加に転じた。一方、中国での生産撤退を決めた三菱自動車は海外生産が同8・4%減。スズキはパキスタンの部品輸入規制の影響で同1・0%減となった。世界生産ではダイハツ工業が同1・7%減の166万9230台で唯一の減少となった。

23年12月単月の8社合計の世界生産は、前年同月比11・2%増の203万3146台だった。ダイハツは認証試験不正に伴う生産・出荷の停止が響き、世界生産が同24・8%減の12万1122台、国内生産が同33・1%減の5万2219台、国内販売が同12・7%減の4万2970台と落ち込んだ。


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