三菱重工業は、2024年3月期連結業績(国際会計基準)の受注高を従来予想比4000億円増の6兆円(前期比33・3%増)に上方修正した。政府予算増により防衛が大幅に伸び、ガスタービンや原子力発電機器も好調を維持。過去最高だった15年3月期の4兆6991億円を大幅に上回る。売上高も同1000億円増の4兆4000億円(同4・7%増)に見直し、過去最高を更新する見込み。

単位億円、増減率%、下段通期見通し、▼は赤字・マイナス。配当がある場合の上段カッコ内は前の期の実績、下段通期見通し

受注高では主に、ガスタービンや原子力のエナジー部門を同2000億円、航空・防衛・宇宙部門を同1000億円引き上げた。都内で6日会見した小沢寿人最高財務責任者(CFO)は「防衛部門の人員は部門間の再配置、追加採用で対応する。一定の設備投資が必要になる」と受注増加分をこなす体制整備に言及した。

事業利益は従来予想の3000億円を据え置いたが、航空・防衛・宇宙部門を100億円増の600億円に引き上げた。

23年4―12月期の受注高は前年同期比51・6%増の4兆4966億円で過去最高。売上高、事業利益、当期利益も過去最高だった。