埼玉県川口市は、JR京浜東北線の川口駅ホームを増設して中距離電車の上野東京ラインが停車するための駅再整備案をまとめた。今後、JR東日本と事業費などを協議して基本協定を結ぶ。工事期間を含め利用開始は2037年以降を見込む。奥ノ木信夫市長は「人口30万人以上の都市で急行電車が停車しないのは全国で川口市だけ。都市間競争に勝つためにも計画を実現したい」と強調した。

JR東に依頼した調査を基にした市の案は二つ。駅再整備に既存の歩行者デッキを活用する案は概算事業費389億円。デッキを広げて屋根を付けた場合は420億円で国庫補助が活用できる。奥ノ木市長は「国庫補助が使える案を中心に進めたい」としている。

今後、案について市民から意見を募るほか、事業費を精査して市の負担分をJR東と協議する。協定締結後は測量や設計に2―4年程度、その後の工事期間は10―12年程度と想定している。