富士フイルムは12日、バイオ医薬品の開発・製造受託事業(CDMO)を行う米子会社フジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズ(FDB)の拠点に約1800億円を投資すると発表した。2025年稼働予定で現在建設中のノースカロライナ州新拠点において、抗体医薬品の原薬製造設備を大幅に増強する。増強設備の稼働は28年を見込む。

抗体医薬品市場は、抗体薬物複合体(ADC)など次世代型の需要拡大により、年率8%の成長が見込まれる。新たな設備増強では、抗体医薬品の生産能力を大幅に増強するため、2万リットルの動物細胞培養タンクを8基整備する。これによりノースカロライナ新拠点は、既存の計画から倍増となる合計32万リットルの培養タンクを持つ拠点となる。またこれに合わせた人員増強として、31年までに680人を雇う予定。