カワサキモータース(兵庫県明石市、伊藤浩社長)は、オフロード4輪車のラインアップを強化する。同社のオフロード4輪車「RIDGE(リッジ)」シリーズでは初の2列シートモデル「RIDGE CREW」を投入。需要が多い中・高価格帯の高性能モデル3機種を主戦場の米国・カナダを中心に全世界に展開する。今後もニーズが高まるカテゴリーの新機種を順次投入し、オフロード4輪車市場でシェアを拡大する。

オフロード4輪車の主な用途は、不整地の農作業や畜産業などの業務用とレジャー用だ。コロナ禍でのアウトドア人気の高まりにより販売が増加。現状はその反動減があるものの、需要は根強いという。

カワサキモータースのオフロード4輪車の既存ラインアップは、自然の中でのレクリエーション走行が楽しめる「TERYX(テリックス)」シリーズ、耐久性と機能性に優れた「MULE(ミュール)」シリーズ、仕事と遊びの両方に対応する高性能ユーティリティーモデル「リッジ」シリーズだ。

近年、主戦場の米国・カナダではユーティリティー性のニーズの高まりを背景に、窓とエアコンを装備し車内の快適性を備えた1列シートのモデル「リッジ/リッジ XR」シリーズの販売が好調に推移。シェアを拡大している。一方、リッジシリーズは2列シートの機種がなく、高い市場ニーズを取り込み切れていない点が課題だった。

新たに市場投入した「リッジ CREW」シリーズは、リッジの特徴であるレジャーから農作業まで幅広い用途に対応するユーティリティー性を維持しつつ、2列シートを備えた。計3機種で定員4―6人の用途に対応し、家族や友人とのレジャーでも使用できる。

今後もオフロード4輪車で市場ニーズに対応するカテゴリーに新シリーズ機種を順次投入し、一層のシェア拡大を図る方針だ。