中国太陽発電システム大手のトリナ・ソーラーは、ペロブスカイト太陽電池と既存のシリコン系太陽電池を接合した「タンデム型」で出力808ワットを達成した。面積3・1平方メートルの実用サイズにおいて800ワット超えは世界初という。

ペロブスカイト太陽電池は弱い光でも発電する性能を持ち、シリコン系は太陽光に対する発電が強み。二つの電池を合体したタンデム型太陽光パネルは出力が増加し、1枚で生み出せる電気が増える。

トリナ・ソーラーが開発したタンデム型パネルについて、外部の検査・認証機関が出力808ワットを確認した。同社は、2種類の電池を接合して高出力化するため中国の研究機関との連携や国家プロジェクトに参加し、331件の特許を出願したという。

ペロブスカイト太陽電池は世界中の企業や研究機関が開発を進めている。軽さも特徴であり、単独の電池としても用途拡大が期待されている。

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