東京―大阪間を移動する時、新幹線と飛行機のどちらを使われるだろうか。実時間でも費用でも決定的な差はない。8割が新幹線を選んでいるそうだが、駅・空港のどちらが目的地に近いかで決める人も多いようだ。

 長距離輸送のスピード競争は今に始まったことではない。かつて東京―名古屋間の定期航空路は東海道新幹線開業で廃止に追い込まれた。現在は中部国際空港からの乗り継ぎ用として復活しているが、この距離では新幹線が有利だ。

 それに比べて東阪間は激戦だ。新幹線が新型車両でスピードアップして有利になったかと思えば、航空会社は早期予約割引や搭乗手続きの短縮で対抗。携帯電話に2次元バーコードをダウンロードしておけば、端末にかざすだけで搭乗できるようにした。

 鉄道側の次の手はリニア中央新幹線である。開業すれば飛行機を圧倒しそうだが、まずは2027年の名古屋まで。大阪に伸びるのは28年後とずいぶん先になる。

 鉄道の魅力は季節の移ろいを感じられる車窓にある。木々や田畑の色づきと陽光のきらめき。出張の合間の景色に心癒やされる方に軍配を上げたい。ただトンネルと遮音壁ばかりのリニアになったら、速さ以外の競争力はなくなるのかも…。

【ファシリテーターのコメント】
自分は石川県小松市が地元。ずっと飛行機で帰省していたが北陸新幹線が開業以降(まだ金沢までだけど)、かなりの頻度で新幹線を利用している。北陸新幹線もかなりの部分がトンネルでネットがつながらい状況にイライラすることも。時間的にも飛行機の方が早い。でも新幹線は自由に時間を選んで飛び乗れる手軽さがいい。それと2時間半くらいが一番いろいろ考え事とかしたり、お弁当食べたりできるちょうどいい長さでもある。
明 豊