AG(京都市下京区、岩谷瑛司社長)は、料理動画を見ながら地域の食材や工芸品などを購入できるサービス「choice(チョイス)=イメージ」の提供を9月に始める。

 動画に商品情報などを埋め込むシステム「ViC(ヴィック)」を使う。12月までに200社と提携し、月に1000本の動画配信を目指す。

 ヴィックは動画の中の気になる食材や食器などをクリックすると、値段や商品情報が現れ購入サイトに移行できる。京都の農家や伝統工芸品を手がける企業が販売する商品を取り扱う。

 個人の好みに合わせ、「あっさりヘルシー」や「こってりジューシー」といったレシピを動画の中で選定できる。

 AGはこれまで、服飾事業者の通信販売サイトなどでViCを試験運用してきた。今回、動画配信数と利用者数の伸びが、ほぼ比例関係にあるという料理動画に注目した。

 レシピ動画にViCを適用したサービスを開発し、今後の事業拡大に弾みをつける。岩谷瑛司社長は、「動画を見ながら購入するという新しい体験をアピールしていくと同時に、地元産業の発信にもつなげたい」と意欲を見せる。
日刊工業新聞7月28日

“読モ”がアピール
 C Channel(シーチャンネル、東京都港区、森川亮社長)は、メーカーと組み動画を使ったネット通販に本格的に乗り出す。サマンサタバサジャパンリミテッドのバッグを、シーチャンネルの動画メディアで発売した。森川亮社長は「商品がほしくなる動画コンテンツを作る」としている。

 シーチャンネルは「クリッパー」と名付けた読者モデルらが出演する、1分程度の動画広告を作成している。美容や旅など、女性の関心が高い話題と組み合わせてサービスや商材を印象づける手法で、月間再生数を6億2000万以上にのばしている。

 「デート」「女子会」といったテーマで、サマンサタバサのバッグを活用するユーザーの動画投稿も募る予定だ。
日刊工業新聞2017年7月20日

【ファシリテーターのコメント】
動画を使った通販というと「テレビ通販」のイメージが強いですが、スマホを使ったサービスは「自分の好きな時間に」「SNSを使って双方向で」利用できる点を、使える時間が限られている人に訴求しています。
江上 佑美子