工場用空調設備工事の設計
新日本空調で工場用空調設備工事の設計や費用の見積もりを担当する北野優美さん(31)。施工コストを考慮しながら空調機器の最適な配置を決める。現場で追加費用が発生しないよう「顧客の仕様に合った取りこぼしのない設計を心掛ける」。入社9年目。時短制度を使って4歳と2歳の子どもの育児にも奮闘する。最近印象に残った業務は、普段食べている食品の工場の見積もり。「次は自分が設計を担当したい」と、仕事と育児を両立しながらスキル向上に意欲を見せる。

朝のラジオ体操の進行役から
「人が作り出し、その後何年も地図に残っていく、そんな建物の設計の仕事に就きたいと思っていました。千葉工業大学の工学部建築都市環境学科では吸音材を使った音響建築を研究し、CADで設計図作製も学びました」

「最初の配属は現場の施工管理部門。朝のラジオ体操の進行役に始まり、工程管理や施工図の作製も担当しました。作業員向けに寸法などの細かな情報を記載する施工図は、大学で学んだ設計図とは別のスキルが求められます。設計図の作製にも生きてくる知識ですし、設備工事業全体を理解していなかった私にとって貴重な経験となりました」

2回、産休・育休を取得
「現在は、半導体や食品の工場の空調設計、資材・工数を勘案した見積もりを担当しています。設計図は工事の途中で変更が必要になり、時には至急の対応が求められます。建築が多くの人の関わり合いで成り立つ難しいものだと実感しますが、その分、完成時には充実感がありますね」

「これまで2回、産休・育休を取得しましたが、特に大変だったのは1回目の休暇からの復職時です。保育園の迎えがあるので忙しい時期でも残業はできません。仕事が終わった後は育児があるので生活全ての要領が変わりました」

「趣味はショッピング。仕事と私生活は切り分ける方ですが、買い物で入った建物では通気口の位置が気になってしまいます。職業病ですね」


【ファシリテーターのコメント】
工場にはなくてはならない空調。特に半導体や食品などクリーンな環境が求められる工場では重要性も高いものに。これからもスキルを着実に積み重ねていってほしいと思います。
昆 梓紗