早稲田大学人間科学学術院の可部明克教授らは、介護施設などにおける認知能力の低下予防レクリエーション用に、ハンドベルを使う合奏ゲームアプリを開発した。複数人で合奏し、ベルのタイミングがあっていると得点する仕組み。レクリエーションにカラオケを選ぶ高齢者施設は多いが、同時に歌える人数が限られていた。2018年4月までに完成させ介護施設に提案する。

 ハンドベルは参加者が少数でも多数でも対応しやすい。歌いながら体を動かす効果も得られる。開発したアプリは、童謡「かえるのうた」に合わせてベルを振り、音階があっていると得点できる。

 画面にドレミの記号を表示。各記号が楽曲のタイミングにあわせ、該当するベルの色に変わる。演奏者は色に合わせてベルを振れば合奏になる。

 採点は基礎点として60点からスタートし、タイミングが合えば「Good」と評価する。タイミングが外れてもネガティブな表現はない。採点の厳格さよりも、参加者全員が楽しめる設計にした。

 ハンドベルはベルをそろえれば2人から数十人まで一緒に合奏できる。その日の施設利用者数に応じて対応しやすい。

【ファシリテーターのコメント】
今後はユーザーが楽曲を登録する機能を開発する。技術に明るい高齢者や施設管理者が楽曲を追加し、アプリを通じて共有できるようにしていくという。
明 豊