米スリーエム(3M)は2022年の「科学に対する意識調査(ステート・オブ・サイエンス・インデックス、SOSI)」をまとめた。グローバル平均で「科学を信頼している」と回答した人は90%で、21年の調査から1ポイント減った。日本における科学の信頼度は88%で、18年の調査開始以来最高となった。調査は17カ国で各国約1000人を対象に毎年実施している。

科学、技術、工学、数学(STEM)分野におけるジェンダー課題への意識に関する設問も設定。女性が十分な支援を受けられず仕事を離職していることに「同意しない」と答えた割合が日本では44%、STEM分野の労働力における性別格差が「改善している」と答えた人の割合も同72%でともに調査国中最高となった。

理工系の女子学生や女性人材の少なさなど、日本ではSTEM分野のジェンダーに関する課題が指摘される。一方で課題を実感しているとした回答者は一定数にとどまり、3Mジャパンは「実情と意識との間に乖離(かいり)があることが示唆される」と結果を分析した。