NTTデータは20日に開幕する全英オープンゴルフでAR(拡張現実)技術とデジタル3D(3次元)地図技術を組み合わせたアプリケーション(応用ソフト)を試行運用する。全英オープンの試合データをデジタル3D地図で再現したコース上で、視聴できるという。ARをビジネスに活用したいという企業ニーズが高まる中、クラブハウス内で招待客向けにARの新しい活用方法をアピールする。

 利用者は米マイクロソフトのゴーグル型端末「ホロレンズ」を着用。ホロレンズを通して、3Dで再現されたコースのほか、上位20選手の最新スコアや選手情報、ボールの弾道データが表示される。ホロレンズ内の画面上を指で操作すると、選手ごとのボールの弾道など、各自が視聴したい試合データをコースデータに重ねて表示できる。

 ARの効果をさらに高めるために、デジタル3D地図の技術を駆使し、会場であるロイヤルバークデールゴルフクラブの1―18番ホールを再現した。

 NTTデータは2013年から全英オープンゴルフのパトロン(オフィシャルスポンサー)を務めている。今回のアプリを通じて「ARのビジネス利用を支援していきたい」(技術開発本部)としている。


【ファシリテーターのコメント】
 弾道データを表示とありますが、ドロー系かフェード系かの左右方向の違いだけでなく、高弾道か低弾道かの上下方向の違いも確認できるのでしょうか。全英オープンといえばリンクス(海沿い)特有の風との戦い。風の影響を比較的受けにくい低弾道や転がしで攻めるイメージが強いですが、選手によってどんな違いがあるのか。今回のようなアプリで分かりやすく表示されるようになると、視聴者のゴルフに対する興味も一層増すのではないでしょうか。
斉藤 陽一