ボートレースで水上を走るレーサーたちは、さぞ低い視点で、猛スピードを体感しているのだろうなと想像する。ボートレーサー養成所に入所し1年間の厳しい訓練を乗り越えた者のみがレーサーとなり、ボートを操ることができるのであって、一般人には遠い話だった。

 だが、VRの登場でそれは変わった。

 みんなが体感できるようになったのである。
 それが今年2回目になるBOAT RACE EXPERIENCEだ。

 登場するのは360度のド迫力なレーサー目線が体験できる全方位VR映像と、映画館で話題の動くシートMX4D®を融合した『超没入体験型アトラクション』。7月22日(土)新宿?島屋1階JR口特設会場に始まり、イオンモールなどショッピングモールで北海道から九州、沖縄まで計10 会場20日間実施予定だ。
日程スケジュール(※ページ下部に記載)


 ボートレース場がない都道府県でもイベントを開催するのは、
 「全国各地、多くの方に体験していただきたい為です。また未来のレーサーを誕生させるという意味でも、まずは知っていただければと思っています」
とBOATRACE振興会の担当者。

 “ボートレース=ギャンブル”という見方もある事は否定できない。昔は“競艇選手”というと、ギャンブルの駒のように思われる事もあった。

 「レーサーたちは、100人いれば100通りのストーリーを抱えて各々励んでいます。ボートレースの認知が高まれば、レーサーたちへの認識も今後、より良い方向へ変わるのではと思っています。ですので、ボートレースをよく知らない方、ボートレースに触れたことがない方も大歓迎です。」
 今年で2回目だが、昨年も純粋に通りすがりの方にも多く体験していただき、楽しんでもらったそうだ。



 体験中は映像にあわせてシートが動き、風・水しぶき・振動などの特殊効果により、まるで水上を駆け巡っているかのような臨場感のある体験をすることができる。他にも素敵な賞品が当たるタブレットゲームやオリジナルレーサー衣装を着用しての写真撮影、ボートレースの基本知識がわかる紹介映像の放映、本物のボートに乗れるコーナーなどボートレースを楽しめるアトラクションが満載だ。

 ボートレーサーは10代の若手レーサーから、古希を超えてなお一層活躍するレーサーもおり、また女性レーサーの活躍もめざましい。そのレーサーたちが見ている世界を知る事で、「ボートレース」を見る目が変わるかも知れない。

【ファシリテーターのコメント】
早くから女性レーサー育成を志し、初期の頃は「女性レーサーはお荷物」のように言われた時期もあったようですが、今かなりの数の女性レーサーが活躍しているそうです。男女が同じフィールドで勝負しているので、働く女性が心理的にハマりやすいのでは……、と密かに思っています。
大庭 雅生