冬に押し寄せた流氷で昆布に大きな被害が出た北海道東部の釧路町で、「さお前昆布」の漁が漁期を短縮して、20日から始まりました。

「さお前昆布」は「さお入れ」と呼ばれる本格的な漁の前に間引いた昆布で、成熟する前にとるためやわらかく人気があり、煮物や昆布巻きなどに使われます。

釧路町の老者舞漁港には、昆布を積んだ船が次々と戻り、長さ10メートル余りの昆布を小石を敷き詰めた「干場」とよばれる広場に運んで1本ずつ干していました。

20日水揚げをした昆布森漁協では、この冬、沿岸に押し寄せた流氷で海底の昆布の7割が被害を受け、ことしのさお前昆布漁も開始を遅らせたうえで、期間を例年の半分の2日に短縮して行っています。

漁協の佐藤孝紀理事は「量そのものは少ないですが、やわらかくおいしい昆布になりました」と話していました。