記録的な豪雨で浸水の被害を受けた福岡県朝倉市の老舗の菓子店が16日、11日ぶりに営業を再開し、多くの客が慣れ親しんだ味を買いに訪れました。

朝倉市宮野にある明治18年創業の菓子店「ハトマメ屋」は、今回の記録的な豪雨でお菓子を焼く機械や配電設備が壊れて営業できなくなり、店によりますと、被害額は現時点で4000万円を超える見込みだということです。

これまでに、地元の人に手伝ってもらって片付けをしたほか、従業員が準備を進め、16日、11日ぶりに営業を再開しました。

午前9時に営業を再開すると、県の内外から多くの客が訪れ、慣れ親しんだ味を買い求めていました。

福岡市から家族で来た48歳の女性は「直接の支援はできませんが、お菓子を買うことで少しでも力になりたい」と話し、11歳の娘は「車の中で食べるこの店のお菓子が好きなので再開してうれしい」と話していました。

店の4代目の社長の仲山昌成さん(57)は「一時はもう再開できないのではないかと思いました。住民の皆さんと一緒に一歩ずつ前に進んでいきたい」と話していました。