日本時間の18日午前8時34分ごろ、アリューシャン列島付近を震源とする大きな地震がありました。気象庁によりますと、この地震で日本の沿岸では多少の潮位の変化があるかもしれませんが、津波の被害の心配はないということです。

ハワイにある太平洋津波警報センターから気象庁に入った連絡によりますと、日本時間の18日午前8時34分ごろ、アリューシャン列島を震源とする大きな地震がありました。
詳しい震源の位置は北緯54.5度、東経168.9度のアリューシャン列島のコマンドル諸島付近で、震源の深さは不明、地震の規模を示すマグニチュードは7.8と推定しています。

この地震について気象庁は、震源周辺の津波の観測データなどを解析した結果、午前9時55分、「日本の沿岸では多少の潮位の変化はあるかもしれませんが、津波の被害の心配はありません」と発表しました。

気象庁によりますと、潮位の変化は東北から四国にかけての太平洋沿岸と伊豆諸島、それに小笠原諸島で20センチ未満と予想され、18日夜にかけて続く可能性があるということです。

この地震で、気象庁は当初、北海道新ひだか町で震度1の揺れを観測したと発表していましたが、詳細に分析した結果、ノイズと呼ばれる地震以外のデータが捉えられていたとして、実際には揺れは観測されていなかったと訂正しました。
【専門家「潮位変化 長時間継続注意を」】アリューシャン列島付近で起きた地震について、津波のメカニズムに詳しい東北大学の今村文彦教授は「今回の震源の周辺は地震活動が活発なところで、これまでも繰り返し規模の大きな地震が発生してきた」と話しています。
そのうえで「この地域で発生した津波は海岸線にぶつかったあと複雑な動きをするほか、震源が遠く津波の周期が長いためうねりを伴うことがある。また影響も半日以上と長い間続くおそれがある。潮位の変化が続いている場合は、必要がなければ海の中での作業を控えるなど注意してほしい」と話しています。