先月、群馬県の草津白根山で、これまで想定していなかった火口から突然噴火したことを受けて、気象庁は、専門家とともに火山の観測態勢の在り方について検討することになりました。

これは14日に開かれた火山噴火予知連絡会の会合で決まりました。

それによりますと、先月23日の草津白根山の噴火は、有史以来噴火がなかった本白根山で突然発生しましたが、気象庁は、これまで、その北側にある白根山の湯釜火口付近で噴火が起きると想定し、その周辺に観測機器を整備してきたため、本白根山の状況は詳しく把握できていませんでした。

これを教訓に、気象庁は、専門家とともにこれまでの火山の観測態勢の在り方について検討することになりました。具体的には、気象庁が24時間体制で監視している全国50の常時観測火山について、現在噴火すると想定し、監視している火口のほかに噴火する可能性のある火口がないかや、そうした火口も含めていま設置されている監視カメラで十分に監視できているかなどを確認します。

そのうえで、観測機器が足りない場合には増設するなど観測態勢の強化を図ることや、今回のように火山活動に特段の変化が無いまま噴火に至る可能性も踏まえ、観測態勢を見直すことも検討することにしています。