小野寺防衛大臣は、衆議院安全保障委員会で、オーストラリアでのオスプレイの墜落事故を受けてアメリカ側に飛行自粛を求めていることを踏まえ、10日から北海道で行われる日米共同訓練にはアメリカ側との調整が整うまでオスプレイは使用しないことを明らかにしました。

沖縄のアメリカ軍普天間基地に配備されている新型輸送機・オスプレイがオーストラリアで墜落した事故を受けて、北海道や関係する自治体は、住民の不安が払拭(ふっしょく)されていないとして、10日から行われる日米共同訓練にオスプレイを参加させないよう求めています。

これについて、小野寺防衛大臣は、10日午前、衆議院安全保障委員会で、「訓練へのオスプレイの参加に関しては、アメリカ側に飛行の自粛を申し入れたことを踏まえ、アメリカ側と調整を継続している。調整が整うまでの間は、オスプレイは使用せず、予定どおりきょうから訓練は実施する予定だ」と述べました。

そのうえで、小野寺大臣は「訓練開始後であっても、オスプレイの参加の在り方について引き続き調整していく。自粛要請の要因は、アメリカ側からしっかりとした事故に関する報告がなされていないということが前提であり、報告がなされることを受け止めながら総合的に考えていく」と述べ、引き続きアメリカ側と協議していく考えを示しました。
【公明代表「事故原因しっかり究明を」】公明党の山口代表は記者会見で、「国内でも事故を起こした経緯も踏まえ、今回の海外での事故の原因をしっかり究明し、再発防止に努めてもらいたい。安心感を提供してもらいたいというのが日本政府の要望であり、アメリカ側に適切な対応を促してもらいたい」と述べました。