イランで保守強硬派の影響下にある司法府が、アメリカ国籍を持つ人物に対してスパイの罪で禁錮10年の判決を言い渡したと発表しました。判決を受けた人物が実際にアメリカ国籍を持つと確認されればトランプ政権が反発することが予想されます。

イラン司法府の報道官は、16日の会見で、「アメリカ国籍を持つ人物がアメリカの影響下で情報収集を行っていた」として、この人物にスパイの罪で禁錮10年の判決を言い渡したと発表しました。

報道官は、この人物や罪に問われた行為について、詳細を明らかにしませんでしたが、司法府の公式メディアは、アメリカの大学で歴史を研究する37歳の男性で、研究活動を装ってイランで機密情報の収集に当たり、去年7月に拘束されていたと伝えました。

イランの司法府は、反米を掲げる保守強硬派の影響下にあり、去年10月にもアメリカの国籍や永住権を持つ男性3人に対して、アメリカに協力したなどとして禁錮10年の判決を言い渡し、アメリカ政府は不当だと非難して速やかな解放を求めていました。

今回判決を受けた人物が実際にアメリカ国籍を持つと確認されれば、イランへの対決姿勢を鮮明にしているトランプ政権が反発することが予想されます。