アメリカがエルサレムをイスラエルの首都と認めたことに対してパレスチナ側が反発を強めるなか8日にはイスラム教の金曜の集団礼拝にあわせて、エルサレムで抗議デモが拡大するおそれがあり、イスラエル側が厳重な警戒態勢を敷いています。

この問題でエルサレムを将来、国家を樹立する際の首都と位置づけるパレスチナ側では7日、暫定自治区の各地でデモ隊がイスラエル軍と衝突し、パレスチナ人104人がけがをしました。

一方、エルサレムではトランプ大統領による発表からこれまでに大きな衝突は起きていませんが8日は、イスラム教の金曜の集団礼拝にあわせて抗議デモが拡大するおそれがありイスラエル側は厳重な警戒体制を敷いています。

イスラム教の聖地がある旧市街の周辺では、イスラエルの治安部隊が銃を手に警戒にあたっていてその数も前日より増員されています。集団礼拝に向かうパレスチナ人の男性は、「トランプ大統領の宣言は許せないのであらゆる手段を使って抵抗するつもりだ」と話し怒りをあらわにしていました。

過去には集団礼拝の後に、パレスチナ人のデモ隊と強制排除に乗り出したイスラエル側の衝突が起きていて、現地では緊張が高まっています。
【集団礼拝に訪れた人は】集団礼拝のためエルサレムの旧市街を訪れたパレスチナ人の男性は「エルサレムはユダヤ人のための都市ではない。トランプ大統領の宣言は間違っている。あらゆる手段を使って対抗していく」と怒りをあらわにしていました。

また年配の女性は「イスラエルの占領は続いているし、トランプ大統領の宣言によって変わることはない。今後何が起きるか見守りたい」と話していました。