ノーベル賞の受賞者を祝福するさまざまな行事が行われているスウェーデンのストックホルムにあるノーベル博物館では、ことしのノーベル医学・生理学賞の受賞者に選ばれた京都大学特別教授の本庶佑さんが恒例の行事としてサインしたいすが展示されています。

スウェーデンのストックホルムにあるノーベル博物館では、ことしのノーベル賞の受賞者が恒例の行事としてサインしたいすが展示されています。

サインはいすの裏側にされていて、本庶さんの漢字のサインなどが見やすいように逆さまに置かれています。

また、歴代の受賞者がコメントを残したノートもあり、本庶さんは「ここに来られたことは大変な喜びです。この瞬間を忘れません」と英語で記しています。

さらに、受賞者が博物館に記念品を贈る慣例にならって、本庶さんが寄贈した、「有志竟成」と書かれた直筆の色紙を入れた額も飾られていました。

「有志竟成」は、「志をしっかりと持っていれば、いつか実現することができる」という意味で、本庶さんは座右の銘にしています。

記者会見の中では、「研究で難しい問題にぶつかったときに、この言葉を信条としてきたからこそここまでこられたという思いがある」と、寄贈した理由を話していました。

ノーベル博物館の学芸員のオロフ・ソメルさんは、「短い時間でしたが、本庶さんはとても紳士的で、この世の中に何か自分が生きた証を残したいという思いがあると感じた」と話していました。

本庶さんたちことしの受賞者がサインしたいすは、現地時間の7日には博物館の中のカフェのいすとして歴代の受賞者がサインしたいすと同じように一般の訪れた人が使うことになっています。