アメリカで、政府機関の一部閉鎖が続く中、ホワイトハウスの前では自宅待機を命じられた連邦政府の職員らが、与野党の対立によって予算が成立せず、国民生活に影響が出ているとして抗議デモを行いました。

アメリカでは、連邦政府の新たな予算が成立していない影響で、年末から政府機関の一部閉鎖が続いており、政府の職員で作る組合によりますと、合わせておよそ80万人の職員が自宅待機や給料が支払われない状態になっているということです。

こうした中、ホワイトハウスの前では10日、自宅待機を命じられた連邦政府の職員など数百人が参加して抗議デモが行われ、参加者は「国民生活を人質に取るな」とか、「国民のために働かせろ」などと声を上げ、与野党の対立による政府の閉鎖に抗議しました。

また、父親と集会に参加していた男の子は「お父さんを仕事に行かせてあげて」と書かれた看板を持ってホワイトハウスの前を行進していました。

旅客機の安全管理を所管する連邦航空局の職員は「政府機関の閉鎖によって、空の安全を守っている職員が仕事に行けなくなり、国民の安全にも影響している。いますぐに政府を再開するべきだ」と話していました。

一方、日本の国税庁に当たる内国歳入庁の職員は「来週月曜日に給料日を控えている。わが家は夫婦ともに政府職員なので、住宅ローンなどの支払いをどうするのか、頭痛の種になっている。政府閉鎖がどこまで続くのかを考えるとおそろしい」と話していました。