―[麺すすり子のラーメン巡礼]―

 こんにちは。ほぼ毎日ラーメンを食べる会社員、麺すすり子です。

 人生には、理屈じゃないおいしいがあります。説明がつかないけど、なんかおいしい。自分には、なんかちょうどいい。そんな自分だけのラブが見つけられれば、人生トータルでまるっとハッピーな気がします。

◆いつまででも食べたい絶品チャーシュー

 すすり子の思うなんかラブな麺が、東京都大塚にある『北大塚ラーメン』さんの「チャーシュー麺(並)」(850円)です。

 肉圧がものすごい。麺すすり子が書いていなければ、ご飯ものかとも思えるビジュアルです。このビジュアルを見てよろこばない人いないでしょ?? 人は肉盛りがすきないきものでしょ??? 昔、「お野菜も食べなさい!」と言ってくれていたママにごめんと念じながら、すごく食べてほしそうにしているチャーシューからいただきます。

 んまっ。肉とタレのバランスがちょうどいい。決してタレしみ系ではありません。けど、ほどよく味がついていて、かつお肉の味も噛みしめられる。脂身と赤身のバランスもくどくない、ちょうどいい。こんなに肉にまみれているのにパクパクおいしい。

 さらに肉の下から現れる中太麺。スープをほどよく持ちあげて、小麦とかんすいをふんわり感じる仕様です。さらに柔くもなく、硬くもない茹で加減。まさにちょうどいい。ある意味、特徴がないとも言えちゃうのかもしれません。でも、ここまでど真ん中にストライク投げられちゃうの、逆にすごいと思ってしまいました。

◆どこまでも「ちょうどいい」チャーシュー麺

 そして、このスープ。たくさんのチャーシューの脂が染み出しています。「スープの味が変わっちゃう!」と焦り出したくなるところですが、これに関してはちがいます。脂も染み出てちょうどいい。人を寛容にさせる麺か。

 出汁感がつよいわけではなく、カエシ感がつよいわけでもない。うまみ成分にカエシの甘みがほどよく乗っかっている感じ。ん〜〜〜ちょうどいい。

 ここまで「ちょうどいい」ばっかり言っちゃって、こんなんで伝わるのかという疑問が生まれますが、この「ちょうどいい」という超感覚的な本能で味わう麺なのです。冒頭でも申しあげましたが、この麺、理屈じゃない。

 最後にもっとラブになっちゃうポイントなのですが、ここまで出てきたスープもカエシも肉も麺も、ぜんぶ目分量。

 店主さんの感覚。一度も測られることなく丼に集結しました。それがぜんぶ、ちょうどいいのです。理屈を忘れて味わう麺。「ちょうどいい〜!」って感じてほしい。

 ごちそうさまです!

【麺すすり子】
ほぼ毎日ラーメンを食べる会社員。豚骨ベースの鹿児島ラーメンで育ち、18歳で上京してラーメンの幅広さと奥深さに取り憑かれる

―[麺すすり子のラーメン巡礼]―