―[誰も知らなかったゴルフの真実]―

 教える側の経験則や主観で語られてきた既存の指導法とは一線を画す論理的なレッスンで、YouTubeチャンネル登録者数38万人とゴルファーから絶大な人気を誇るティーチングプロの三觜喜一氏。「自身の集大成」と位置付けるゴルフレッスン本『誰も知らなかったゴルフの教科書』が発売された。そんな彼が『週刊SPA!』で1年半に渡って繰り広げてきた“誌上レッスン”をここに公開!

◆Lesson31 右手の使い方をマスターすれば、もうダフらなくなる!?

 前回までゴルフにおけるショットの「飛球法則」について説明してきましたが、理解していただけましたか? インパクト時のフェースの向きで打ち出し方向が決まり、スイングの軌道によって球筋が決まる。このロジックが理解できていれば、自分の打ったショットが容易に分析でき、修正すべきポイントも明確になります。

 さて、次のテーマに進む前に、読者から質問が届いているので、今回はそれに回答しましょう。

◆ダフリの原因はフェースターン不足!?

「いつまでたってもダフり癖が直りません。ダフってしまう原因といい矯正方法を教えてください!」

 同じ悩みを持つ人は多いと思います。ダフりの原因はさまざまですが、多くの場合、右手が悪さをすることで発生するんです。

 これまでフェースターンの重要性を口酸っぱく説明してきました。シャフトを旋回させてフェースを開閉させる動作は、ゴルフスイングの基本中の基本。ところが、多くの人がボールに対してフェースを真っすぐ当てにいこうとする癖が染みついていて、右手を正しく使えていない人が非常に多い。そこで今回は、マスターすれば絶対にダフらなくなるとっておきのドリルがあるのでお教えしましょう。

◆右手一本でクラブを振る“ワイパードリル”

 そのドリルとは、僕が「ワイパードリル」と名付けている練習法。クラブを右手一本で持ち、体の前で車のワイパーのようにひたすら振るだけの練習法です。

 ポイントは昔の水銀式の体温計を振ったり、手を洗った後にパッと水を切るような右手の動きでシャフトを旋回させることです。質問者のように、フェースターンを意識するとダフリやトップのミスが出るのは、真っすぐ当てようとして手首を支点にフェースを返そうとしてしまうのが原因。これではヘッドが先に地面へと落下してしまうので、ダフリやトップが出るのは当然です。

 このワイパードリルを行うときは右手の人さし指、中指、薬指の腹にクラブをのせた状態からスタート。親指と手のひらは一切使わないで、ヘッドが落下する前にグリップに引っかけた指先だけでシャフトを旋回させ、ヘッドを返すのがコツです。

 指先でクラブを旋回させて、遠心力をコントロールする感覚がつかめれば、ヘッドが落ちることがなくなり、ダフリなどのミスは出なくなります。スイングの質も一気にレベルアップしますよ!

【Lesson31 結論】
右手の指先だけでクラブの遠心力を管理すれば絶対にダフらない!

構成/舟山俊之

【三觜喜一】
みつはしよしかず●’74年、神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。ジュニア育成、ツアープロコーチとしても活躍。YouTubeの「三觜喜一MITSUHASHI TV」は登録者数38万人超

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