―[誰も知らなかったゴルフの真実]―

 教える側の経験則や主観で語られてきた既存の指導法とは一線を画す論理的なレッスンで、YouTubeチャンネル登録者数38万人とゴルファーから絶大な人気を誇るティーチングプロの三觜喜一氏。「自身の集大成」と位置付けるゴルフレッスン本『誰も知らなかったゴルフの教科書』が発売された。そんな彼が『週刊SPA!』で1年半に渡って繰り広げてきた“誌上レッスン”をここに公開!

◆Lesson36 立ち方のクセがスイングにも出る!? “足のデザイン”でミスの原因を克服

 さて、今回も「足のデザイン」をテーマに、コースで役立つ対処法を説明していきましょう。前回もお伝えしましたが、股関節の構造上、足を内股に構えると腰の回転にブロックがかかり、テイクバックでは体の右サイド、ダウンスイング以降は左サイドが上方向に伸び上がりやすくなります。逆に、ガニ股に構えると腰は回しやすくなる一方、体が沈み込むような動きになりやすいんです(詳しくは前回のLessonを参照)。

◆”両足のデザイン”でスイングの欠点を修正
 こうした特性を利用すれば、スイングの欠点を矯正することも簡単。たとえば、テイクバックで体が伸び上がって前傾姿勢が崩れてしまうクセがある人なら、アドレスで右足をガニ股にしてみましょう。自然と体が沈み込むように動きやすくなるので 体の伸び上がりを矯正することができます。

 また、インパクトからフォローで伸び上がってダフリやトップが出るなら、アドレスで左足をガニ股にするだけで、確実にミスを減らせます。

 その逆もしかり。体が沈み込む動作が入りすぎて頭の位置がブレる人は、悩みに応じて右足ないし左足を内股気味に構えてスイングしてみてください。

◆足の向きによって体の動き方が決まる

 僕はレッスンする際、その人のアドレスを見ただけで、球を打たなくてもどんなスイングをするかが想像できます。それは、こうして足の向きのデザインによって体の動きがほぼ決まってしまうから。ちなみに普段、内股で歩く人はアドレスでも内股、ガニ股で歩く人はガニ股に構える傾向があるので、ボクはアマチュアの歩き方からチェックしています。

 まずは自分のアドレスを鏡や写真でチェックして、足のデザインがどうなっているかを確認してみるといいでしょう。

【Lesson36 結論】
伸び上がりが気になるならガニ股で、沈み込みが気になるなら内股で矯正

構成/舟山俊之

【三觜喜一】
みつはしよしかず●’74年、神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。ジュニア育成、ツアープロコーチとしても活躍。YouTubeの「三觜喜一MITSUHASHI TV」は登録者数38万人超

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