5月1日、グループ結成8周年を迎えたジャニーズWESTがライブツアー『Mixed Juice』の神奈川公演をぴあアリーナMMで開催した。今回は、彼らのデビュー8周年にリリースした8枚目のアルバム『Mixed Juice』を引っ提げ、全国8都市を回るツアーだ。色鮮やかなステージのセットは、ミックスジュース工場をイメージした。

◆ジャンル豊かな楽曲で観客を魅了

 オープニングでは、工場の中からメンバーの7人(中間淳太・神山智洋・藤井流星・重岡大毅・小瀧望・濱田崇裕・桐山照史)が登場。「ライブに熱い男たち、ジャニーズWESTです。今日は溜まったもの全部出して、俺らと一緒に楽しもうぜ、よろしく!」と、小瀧が呼かける。続いて、重岡が「しょっぱなから行くぜ〜!」と煽る。ジャニーズWESTのライブでは初導入となるムービングステージで、メンバーたちが躍動していた。

 関西グループらしい楽曲もありながら、バンド演奏を背にスタンドマイクを使ったロックなボーカルが魅力の『努力賞』や、メンバーが楽器を演奏してアコースティックアレンジした『涙腺』など、雰囲気の違う楽曲で観客を魅了する。

 ほかにも、神山が振り付けを担当した楽曲『微笑み一つ咲かせましょう』では、サビの「あいしてる」「またあしたね」など手話を取り入れている。事前に公開されていた振り付け映像で覚えてきたファンとともに、声援を送れない状況でも会場をひとつにまとめた。

◆演出の振り幅の広さも魅力

 ジャンル豊かな楽曲に加えて、演出の振り幅の広さも彼らの魅力だ。重岡、桐山、濵田のユニット曲『情熱』では、白シャツ姿でブルースハープをダイナミックに吹き鳴らす。また中間、神山、藤井、小瀧のユニット曲『Plan B』は、妖艶な雰囲気のステージでクールなダンスパフォーマンスを披露した。

 さらに、レーザーや特効を使ったド派手な演出で会場を沸かす。まさに、ジャニーズWESTのさまざまな魅力がミックスされた構成が存分に感じられた。

◆念願のドームツアー発表

 この日に最も観客を沸かせたのが、今年7月から開催する初のドームツアーが発表された瞬間だった。

 本来は、‘20年に東京ドームと京セラドーム大阪を回るドームツアーを予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止に。そんな悔しい思いを経て発表されたサプライズに、嬉し涙を流すファンの姿も多かった。

 中間が「お待たせしました! ついにジャニーズWEST、初めてのドームツアーを開催します!」と宣言すると、客席から大きな拍手が起こった。神山は「みんな泣かないのぉ〜!」とおどけたが、藤井は「いや、俺らもそれぐらい嬉しかったよ」と語っていた。

 ドームツアーのタイトル『TO BE KANSAI COLOR ―翔べ関西から―』を考案した濱田は、「ドームはほんと広いんで来てくださいね。とりあえず、ここにいるみんなは来るやろ。で、友達連れて来たら、倍になるやろ。ほんで両親も連れてきたら……、それだけでドーム埋まるやん!」と小ボケをかますと、会場から笑いが漏れた。

 重岡は、「飛んで跳ねてクラップして、みんなで楽しめるようなライブにするんで。ふくらはぎパンパンに鍛えておいてください!」と、笑顔で呼びかけた。

◆ライブ終盤の「僕らの理由」

「あなたという人の意味は 今日も僕が感じているから」。その歌詞から始まる楽曲『僕らの理由』がライブの終盤に流れた。曲中に桐山は会場を見渡して、「あなたに、あなたに届きますように」と、メッセージを送っていた。

 ライブ演出を担当している藤井も、「今日はドームツアーを発表させてもらったけど、この会場よりも5倍ぐらいデカくなるのかな。それでもみんなのことを絶対に楽しませるから、ドームまでついてきてな!」と、改めて熱い想いを伝えた。

 ジャニーズWESTにとって、リベンジに燃える夏になりそうだ。

取材・文/吉岡 俊