「パパ活」。当初は若い女子と富裕層が互いの隙間を埋めるべくマッチングしていたが、コロナ禍で金銭ゲームの様相が激化。富める者と富まざる者の格差が急速に広がり、生業としたい者も流入した。今や荒廃した市場でパパ活女子の実態を調査した。

◆大人ナシ“茶飯女子”の生態

 肉体関係は一切ナシの、いわゆる“茶飯女子〟としてパパ活に励む田中礼奈さん(仮名・21歳)は、関西の私立大学生だ。親の扶養内でアルバイトをしつつ、日々パパ活もしているという。

「学費は親が払っているのでお金には困っていませんが、友達の紹介で’20年夏からパパ活を始めました。当初は顔合わせだけで1万5000円もらえたりして、月に30万円稼げていましたが、コロナ禍でパパ活女子がアプリ上に溢れるにつれ、顔合わせのお手当は5000〜1万円ほどに。月の稼ぎも20万円ほどに落ち込みました」

◆富裕層のパパと…

 そこで1年前に交際クラブに登録。富裕層のパパとも繋がるようになり、収益は安定している。月額数千円で利用できるパパ活アプリの層とは違い、交際クラブには年収や職業の厳しい審査をクリアした良パパが集まる。登録者は医者や経営者がほとんどで、年収は1000万〜2000万円ほどだ。

「交際クラブで会ったパパは、顔合わせで1万〜3万円、食事で2万〜5万円はくれます。交際クラブの面接を通った人たちなので、地雷パパに当たることも皆無です」

◆気に入ってもらうために…

 とはいえ、交際クラブを使う男性が女性に求める水準は高く、気に入ってもらうためには容姿と内面の両方を磨く必要がある。

「プチ整形やダイエットで外見を磨くことはもちろん、最後までいかないぶん、どうしたらパパにとってプラスの存在になれるかを意識します。たとえば、お得な情報を知ったら共有したり、スマホ音痴なパパに使い方を指南したり。毎日のメッセージも欠かしません。目先の利益に囚われずに接すると、自然とお手当も上がるんです」

 相場が下がり気味でもパパの心を離さない工夫を続けているという。

◆パパ活女子の実態

▼田中礼奈さん(仮名・21歳)
・女子大生
・パパ活歴1年9か月
・月平均 コロナ前30万円⇒コロナ後20万円

<取材・文/田中慧(清談社)>

―[激変するパパ活]―