猛暑と節電意識によって今年の夏は寝苦しさマックス!疲れが取れない諸兄のために、眠れるカラダをつくるメソッドを大研究。今回は、プロが選んだ今年大注目の「夏の快眠グッズ」を紹介しよう。

◆【寝具編】酷暑を乗り切るには「空気の流れ」が大事!

 快眠のプロたちがすすめる快眠ガジェットを駆使すれば、最高の睡眠に近づけるはず。これまで1万人以上の眠りの悩みを解決してきた、快眠セラピストの三橋美穂氏に、オススメの快眠グッズを聞いた。

「今年のトレンドは、『汗をしっかり吸収しつつ、通気性をよくする』ということ。布団の中が蒸れると、寝返りが増えたり、頻繁に目が覚めてしまいます」

◆①小型ファンで背中の蒸れを防ぐ「SOYO」

 そこで試したいのが、小型のファンで布団の中に空気の流れをつくる「SOYO」。

「マットの中を優しい風が通るので、背中の蒸れを防ぐことができます。冷房や扇風機の風が苦手な人にもオススメです。小型ファンが布団の中や背中の熱、湿気の上昇を抑えてくれるので、一晩中カラッと快適に過ごせます」

◆②敷くだけで熱や湿気を逃がす「サラフ」

 背中にこもる熱と湿気は夏の快眠の大きな敵。ほかにも、三橋氏が長年愛用しているのが、通気力が自慢の敷きパッド「サラフ」だ。

「断面図はまるで歯ブラシみたい。特殊な立体構造で、マットレスなどに敷いて寝るだけで、体と寝具の間に空気の通り道をつくってくれます。私はさらに、その上に肌触りがよくて自分の好きな麻のシーツを敷いて寝ています」

 このサラフのいいところは、どんな素材のマットレスにも合うところだという。

「例えば、低反発のマットレスは体を包み込むように沈み込みますよね。寝具と体が密着すると熱がこもりやすいのですが、サラフを敷くだけで熱や湿気を逃がしてくれます」

◆③胃酸の逆流を減少させてくれる「ギガ枕」

 暑い夜はいかに冷やすかを考えがちだが、大切なのは空気の流れをつくること。さらに枕にも気を配れば完ぺきだ。

「中高年の人などから睡眠相談を受けるなかでは、『睡眠中に胃酸が込み上げてくる逆流性食道炎がツラい』という声もありました。そこでオススメしたいのが、大型枕の『ギガ枕』です。この枕は上半身が自然と持ち上がるような適度な傾斜で、胃酸の逆流を減少させてくれます」

 起床時にムカムカする人は一度試してみてはいかがか。

◆【快眠ガジェット編】“ひと手間”かけた寝室づくりで熟睡!

 快眠を得るには寝具以外にもこだわりたい。昨今は多様な快眠グッズが登場しているが、家電ライターのコヤマタカヒロ氏がすすめるのが、「ルルド おやすみグースーピー」だ。かわいらしいぬいぐるみに見えるが、癒やし効果は見た目だけではない。

◆①呼吸を整えてくれる「おやすみグースーピー」

「抱き枕に近い感じですが、胸の上にのせて寝ると、膨らんだり縮んたりして呼吸のリズムを整えてくれるのです。羽毛布団よりは少し重いくらいのちょうどいい重量で、心地いい眠りに導いてくれます。僕らは夫婦で愛用中ですよ」

◆②副交感神経を刺激し睡眠をサポート「トトノエライト」

 続いては「トトノエライト」。ライトの光で入眠と起床をサポートしてくれる。

「寝る前にスマホなどのブルーライトを見ると寝つきが悪くなるといわれますが、これはベッドサイドなどに置くと赤色LEDを放ってくれます。この色は夕日に近い色で交感神経が副交感神経に切り替わって寝やすくしてくれる効果があるんです。逆に起床時はだんだん明るくなりやがてまぶしい光で起こしてくれます」

◆③カーテンを自動で開閉「SwitchBotカーテンセット」

 最後は「SwitchBotカーテンセット」だ。

「カーテンレールにはめて使うアイテムです。タイマーをセットすると夜間は自動的にカーテンを閉めてくれて、日が昇ったタイミングで開けてくれるので部屋が明るくなって目が覚めます。

 使っていると、やはり音で起きるよりも光のほうがスッキリすると実感するんです。スマホでも操作できるので、出張などで不在のときにスマホからカーテンの開け閉めをすれば防犯対策にもなります」

 コヤマ氏曰く、「今は世界的にスリープテック製品が注目され、進化を続けている」とのこと。最新ガジェットで最高の睡眠を得る日も近そうだ。

【快眠セラピスト・三橋美穂氏】
快眠の工夫や寝具の選び方を発信中。著書に『眠トレ!ぐっすり眠ってすっきり目覚める66の新習慣』(三笠書房)など

【家電ライター・コヤマタカヒロ氏】
白物家電やデジタルガジェットを中心に取材・執筆。コミュニティ「家電スタジオ・コヤマキッチン」を主宰している

取材・文/週刊SPA!編集部

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