―[家電屋さんのトリセツ]―

 皆さん、こんにちは。関東の某家電量販店に、十数年間務めている店員のスズキです。黒物から白物まで、ジャンルを問わずさまざまな商品の販売に携わり、店長も務めたことがある私が、日々の生活に役立つ家電の情報をお届けしていきます。

◆「高コスパ有機ELテレビ」の正しい選び方は?

 前回は「セカンド冷凍庫」を取り上げましたが、今回は夏に売上が好調だった有機ELテレビをテーマに「お買い得な55インチ」のモデルの中から「販売員が本当に買っている3機種と絶対に買わない1機種」をそれぞれ紹介したいと思います。

 以前、有機ELテレビをご紹介したときも価格が安くなってきたとお伝えしましたが、今回のラインアップは’21年に発売したモデルが中心。発売当初よりも値段が落ち着き、ますますお買い得になっています。

◆▼SONY「BRAVIA XRJ-55A80J」

 1位はSONYの4K有機ELテレビBRAVIA「XRJ-55A80J」です。’21年6月に登場したモデルで、実勢価格は23万5000円程度です。発売当初は30万円近くしたので、かなりお求めやすくなっています。

 XRJ-55A80Jの特徴は、認知特性プロセッサー「XR」を搭載していること。これにより、人が目で感じる自然な美しさと、サラウンドと定位感が向上した臨場感のある音が楽しめます。

◆リビングにいながら、映画館のような臨場感

 画面自体を振動させることで、映像と音が一体となった視聴体験ができるのもうれしいですね。

 リビングにいながら、映画館のような臨場感を体感できると思います。また、SONYの製品なだけあって、プレイステーション5との連携機能も充実。ゲームファンにもオススメです。

◆▼シャープ「AQUOS OLED 4T-C55DS1」

 2位に選んだシャープの4K有機ELテレビAQUOS OLED「4T-C55DS1」も狙い目。’21年5月に登場し、当初の実勢価格は33万円程度でしたが、現在は20万円程度と大幅に値下がっています。

 4T-C55DS1は独自のパネル制御技術「Sparkling Drive Plus」を採用しており、暗いシーンでは漆黒から煌めきまで明暗豊かに、明るいシーンでは白飛びを抑えて忠実に表現してくれます。

◆消費電力は抑えたまま、漆黒から光の煌めきまでリアルに再現

 さらに高輝度の「S-Brightパネル」が消費電力は抑えたまま、漆黒から光の煌めきまでリアルに再現。

 8Kで培った画像処理と高機能を実現する「Medalist S2」や、音声の聞き取りやすさと臨場感を高める高音質システムの「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」と総合出力65W 2.1ch 7スピーカーが搭載されているのもポイントです。

◆▼東芝「REGZA 55X9400S」

 3位は以前も取り上げたことのある 東芝のREGZA「55X9400S」をセレクトしまいた。

 ‘21年4月に登場した有機ELテレビで、前回ご紹介したときは実勢価格が28万円前後だったのに対して、現在は22万円程度に落ち着いています。

◆いつでも視聴できる「タイムシフトマシン」を搭載

 55X9400Sは地上デジタル放送を最大6チャンネル録画でき、いつでも視聴できる「タイムシフトマシン」を搭載しているので、観たい番組が多い方にオススメです。

 また、人の肌をリアルタイムで検出し補正する「ナチュラル美肌トーン」や、夜の視聴環境でブルーライトを約20%(従来比)カットする「おまかせAIピクチャーII」が搭載されており、いつでも高画質な映像が楽しめます。

◆販売員がオススメできない「高コスパ有機ELテレビ」

 一方であまりオススメできないのが、‘21年5月に発売されたシャープのAQUOS OLED「4T-C55DQ1 」になります。

 2位でご紹介した4T-C55DS1の下位モデルで、発売当初と比べるとお求めやすくなっているものの、実勢価格が20万円前後とほぼ変わりません。

◆いい製品を安く購入できるチャンスを見逃さない

 それならより性能の高い4T-C55DS1を狙ったほうがいいですが、4T-C55DQ1も決して悪い製品ではないので、安く売っているのを見かけたときは購入を検討してもいいと思います。

 いずれにせよ、旧型のモデルは在庫がなくなり次第、販売終了となるケースがほとんど。いい製品をできるだけ安く購入したい方は、チャンスをお見逃しなく。サイズが55インチと大型なので、搬入や設置に問題ないかを店頭で確認するのも重要です。

◆〈高コスパ有機ELテレビBEST3〉

▼1位 SONY BRAVIA「XRJ-55A80J」 実勢価格:約23万5000円
認知特性プロセッサー「XR」を搭載した有機ELテレビ。人が目で感じる自然な美しさと、サラウンドと定位感が向上した臨場感のある音が楽しめます。プレイステーション5との連携機能も充実しており、ゲームファンにもオススメ

▼2位 シャープ AQUOS OLED「4T-C55DS1」 実勢価格:約20万円
独自のパネル制御技術「Sparkling Drive Plus」を採用したモデル。暗いシーンでは漆黒から煌めきまで明暗豊かに、明るいシーンでは白飛びを抑えて忠実に表現してくれます

▼3位 東芝 REGZA「55X9400S」 実勢価格:約22万円
55X9400Sは地上デジタル放送を最大6チャンネル録画でき、いつでも視聴できる「タイムシフトマシン」を搭載。観たい番組が多い方にピッタリです

◆〈有機ELテレビWORST〉

▼1位 シャープAQUOS OLED「4T-C55DQ1」 実勢価格:約20万円
2位でご紹介した4T-C55DS1の下位モデル。決して悪い製品ではないものの、4T-C55DS1と実勢価格に差がないのがネックに。同じような価格ならより性能の高い4T-C55DS1を購入したほうがいいでしょう

【家電量販店のスズキ】
関東近郊の家電量販店で10年以上働く現役販売員。黒物から白物までジャンルを問わずさまざまな売り場を担当。実績が認められて大型店の店長を務めた経験もあるが、接客のほうが性に合うため、本部に直訴し現場復帰を果たす

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