「人生は選択の連続である」とは、シェイクスピアの名言だが、それは中年男にとっても例外ではない。住宅、子どもの教育、老後のための資産形成など、年を重ねるほど迫られる重要な選択。一体どっちが得なのか、究極の分岐点における正解を明らかにしていく!
◆究極の二択「ラーメン二郎 vs 天下一品」一生行き続けるなら、どっち?

中年になってもやめられないのが、こってり系ラーメン。もしも生涯通える店が、「ラーメン二郎」か「天下一品」の二択だったらどうするか? ラーメン評論家の山本剛志氏に頭を悩ませてもらった。

「ラーメン二郎の特徴はなんといっても強力粉を配合した自家製麺で、醬油ベースのこってりしたスープと太麺と野菜が絡み合うのが絶妙。そのバランスが店舗ごとの味の違いを生み出して、それを目的に食べ歩くのも楽しいんです」

同じこってり系でも、鶏と野菜を煮込んだ鶏白湯スープが特徴的なのが天下一品だ。

「天下一品にしかない特色は、メニューにご飯があること。残ったスープに白飯を入れて、からしにんにくを加えると、最後までかき込みたくなるほど相性がいいんです。唐揚げや餃子などのサイドメニューが豊富なのも魅力的。僕が大学時代に常連だったのが天一の江古田店で、当時の店員さんが今も働いているので思い入れが強いのもありますね」

◆テイクアウトの場合は…

テイクアウトで作ったときの再現度も、天下一品のほうが味にブレが起きにくいとか。

「どちらもスープはパッキングされているので問題ないですが、ラーメン二郎で難しいのが麺の茹で加減。店舗だと大釜で火力も強いのですが、自宅だと絶妙な茹で具合にするのが意外に難しい。その点、天一は白飯とスープがあれば店舗と同じレベルの満足感が得られます。それが経験できなくなるのは困るので、強いて言うなら天一ですかね」

年を重ねて、ラーメンを食す回数は減っても、こだわりは大事にしたい。

◆ラーメン二郎と天下一品の違いは?

中華麺では珍しく強力粉配合のラーメン二郎の「麺」は、店舗によって柔らかい、ゴワッとしているなど、差があるのがまた楽しい。

ラーメン二郎と名乗る店舗に「ご飯」は一切ないが、天下一品はもはやスープかけご飯のほうがおいしく思えるほど相性がいい。

【ラーメン評論家・山本剛志氏】
全国で年間400杯を食べ歩くラーメンマニア。「日本ラーメン検定」を運営する日本ラーメンファンクラブでは実行委員会代表を務める

取材・文/週刊SPA!編集部
※3月26日発売の週刊SPA!特集「中年男[究極の二択]」より

―[中年男[究極の二択]]―