ABCテレビの朝の情報番組「おはよう朝日です」(月〜金曜午前6時45分、関西ローカル)でMCを務める岩本計介アナウンサー(43)と同番組で気象情報を伝える気象予報士の正木明さん(58)がアフリカ大陸最高峰キリマンジャロ(5895メートル)への登頂挑戦企画の完結編が12日、放送された。岩本アナがキリマンジャロ登頂に成功した。

キリマンジャロ挑戦は番組40周年の挑戦企画の目玉。キリマンジャロへの登頂成功率は約5割と言われる中、岩本アナ、正木さん、カメラマン、音声担当、ディレクター2人の計6人が8月23日に日本を出発した。一行は出発地点となったマラングゲートから4泊5日の予定で山頂のウルフピークを目指した。

3日目までは順調に進んだものの、4日目、富士山の標高を超える未体験の高度となり、空気の薄さ、寒さ、疲れなどでスタッフに高山病が襲いかかる。

4703メートルからは困難を極め、リタイアが続出した。正木さんは、5400メートル付近で息があがり、休憩しても元に戻らず。同行していた登山ガイドの指示で撮影部隊とは離れて登ることとなった。

5月の挑戦発表から約3カ月、関西の山々での練習登山やトレーニングなどの訓練をともにしてきた岩本アナとは涙ながらに抱き合い、別れるという感動的なシーンも。その後、6人のうち岩本アナ1人だけが山頂に到達するという結果となった。

キリマンジャロの頂上で視聴者の思いが書き込まれた「挑戦」の旗を掲げた岩本アナ。「僕ひとりではできなかった。いろんな人の支えがなかったら、頂上まで来れなかった。挑戦ってなんだろうと改めて考えると『やめないこと』かなと思います」とコメント。貴重な経験に「なかなかこんな経験できないですし、めちゃめちゃよかったです。また、『おは朝』をどんな番組にしたいのか、ということを改めて考える機会になりました」と感慨深げに話した。

岩本アナと別れた後、登頂証明書がもらえるもう1つの頂上・ギルマンズポイント(5685メートル)までの登頂に成功した正木さんは「とても悔しいですが、僕なりに最大限、頑張ろうということで、ギルマンズポイントまで行けたことは満足かなと思います。同じような年代の方にも、やればできるという後押しになっていたらと思います」。58歳の「挑戦」を振り返った。