韓国俳優チャン・グンソク(30)が、今月9日に4枚目のアルバム「Voyage」を発売する。作詞を手がけたタイトル曲は、ファンへの感謝の思いを軽快なサウンドに乗せたサマーソング。5歳でモデルデビューし、今年が芸能生活25周年の節目。このほど日刊スポーツのインタビューに応じ、自身の芸能活動を「運命」だと覚悟を示し、日本のドラマや映画にも出演したいと意欲を語った。

 「うなぎ(ファンの総称)の1人1人に直接、話したいメッセージを歌詞で表現しました。それは『チャン・グンソク』を選んだことを絶対に後悔させないということ」。日本語で「航海」の意味にあたる新アルバムのタイトル曲「Voyage」に込めた思いを、グンソクはこう語った。いつもは笑顔を絶やさないが、この時ばかりは真剣なまなざしで言葉に力を込めた。

 福岡でファンミーティングを行った今年4月。宿泊先のホテルの窓から海を見ると「I LOVE JKS(Jang Keun−Sukの略)」「チャン・グンソク 頑張れ」などと砂浜に書かれたファンのメッセージが目に飛び込んできた。その瞬間、感謝の思いと感激で心が震えたという。「こんなに大きな愛をもらっていいのかな。そう思いながら、今の気持ちを表現したいと思って5分で詞を書き上げた」と、新曲の誕生秘話を明かした。

 俳優としても、“韓国映画界の鬼才”の異名を持つキム・ギドク監督が手がける映画「人間の時間」(公開日未定)に主演することで注目を集めている。倫理と感情の限界を問い、人類のルーツを描く話題作だ。「これまではロマンチックな作品への出演が多かったので、俳優としての1つの壁を打ち破りたかった」と出演を決めた理由を明かした。初のベッドシーンもある。「撮影をした時は楽しかったけど、うなぎが見たら大変かも…」。

 今月4日で30歳。5歳から始めたモデルや俳優、歌手としての活動を振り返ってもらうと「この仕事は僕の運命。ほかの仕事をしている姿なんて想像できない」と、四半世紀のキャリアに自信を見せた。

 韓国ドラマ「美男(イケメン)ですね」(09年)のツンデレのキャラクターがきっかけで、日本でも“グンちゃんブーム”が起こった。現在もさらに多くのファンに支持される。「日本語をもっと勉強して、日本のドラマや映画にも出演したい。演技には自信があります」。

 好物の「うなぎ」と「うなぎたちの応援」をエネルギーにし日韓両国を股に掛けたさらなる活躍を誓った。【松本久】

 ◆チャン・グンソク 1987年8月4日、ソウル生まれ。5歳でモデルデビュー。97年にドラマ「幸福も売ります」で子役デビュー。06年にドラマ「ファン・ジニ」で注目を集める。11年にシングル「Let me cry」で、日本で歌手デビュー。うなぎ料理が大好きなことから、ファンを「うなぎ」と呼ぶ。182センチ。血液型A。