綾瀬はるか(32)が街の悪人を次々に成敗していく主婦という異色のヒロインに挑戦することが13日、分かった。10月スタートの日本テレビ系連続ドラマ「奥様は、取り扱い注意」(水曜午後10時)に主演する。連続ドラマで主婦を演じるのは初めて。本格的なアクションも披露する。

 綾瀬が演じる主人公伊佐山菜美(いさやま・なみ)は、閑静な高級住宅街の一軒家で暮らすセレブ主婦。料理や掃除など家事全般が苦手だが、料理教室で主婦たちと「夜の悩み」を話す一面もあり、ごく普通の女性だ。憧れだった穏やかで幸せな家庭を手に入れたが平凡すぎる毎日に、物足りなさも感じていた。実は菜美には、もう1つの顔があった。夫に打ち明けることができない「特殊な過去」があり、正義感が強く、怒らせたら危険な性格。周りの主婦たちに巻き起こるトラブルを解決するため、街の悪人たちを次々に成敗していく。綾瀬は「ちょっと笑えて、かっこよくて、スカッとする。見て元気になるドラマになると思います」と話す。

 原案と脚本は作家金城一紀氏(48)が手掛けた。同氏は、岡田准一(36)が主演した「SP」や、小栗旬(34)が主演した「BORDER」「CRISIS」など、アクションが見どころにもなった人気ドラマの脚本を担当してきた。綾瀬は金城作品の印象について「男性が主人公でハードな物語が多い」というが、今回は「コメディー要素が入っていて、米国のドラマみたいな印象です」と話す。第1話の冒頭で明らかになる「特殊な過去」も「面白い設定です」と笑う。

 本格アクションにも挑戦する。力で相手をねじ伏せるのでなく、洞察力としなやかな動きを生かし、調理器具のおたまや、ペットボトル、鉛筆も武器に変えて戦う。「しゃがんで足で引っかけて倒し、隙を狙ってひじうちするなど見たことのないアクション」という。6月からトレーニングを始め、動きの基本として東南アジアの武術「カリ・シラット」も学んでいる。

 連続ドラマ初の主婦役だが異色のキャラクター。綾瀬は「『キュートで明るい』と『強くてカッコイイ』を併せ持つ、日本のドラマではあまり見たことがない役」と受け止めている。制作側は「誰もがきっとある、モヤモヤしながらも我慢してやり過ごさなければいけないことを、ヒロインが全部晴らします」と話す。【杉山理紗】

 <綾瀬はるかの主な連続ドラマ役柄>

 ◆07年・10年 日テレ「ホタルノヒカリ」、「同2」 面倒くさがりの干物女

 ◆13年NHK「八重の桜」 男勝りの武家の娘

 ◆14年日テレ「今日は会社休みます。」 彼氏いない歴30年のOL

 ◆16年TBS「わたしを離さないで」 臓器提供のため生まれた女性

 ◆16年NHK「精霊の守人」 短槍使いの用心棒,

 ◆17年日テレ「奥様は、取り扱い注意」 危険な訳あり妻