首都圏の高齢者ら約1000人から60億円以上を違法に集めたとして、15日、健康食品販売会社「ロイヤルフーズ」の社長、原田一弥容疑者(63)ら8人が組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)の疑いで警視庁に逮捕された。

 信じがたいのは、ゼロ金利のこの時代に、「2年で12%の利息を付ける」という原田容疑者のうたい文句を信じる高齢者が後を絶たなかったことだ。10年間で1000人以上がだまされたとみられている。そこにはこんなカラクリがあった。

「原田容疑者は芸能人を広告塔に使って会員集めをしていました。1口100万円を払えば、会社主催のコンサートやイベントに無料で招待する特典を付けていたのです。ファンだった人たちがダマされたようです」(捜査事情通)

 会員向けのセミナーやコンサートに度々参加し、会員集めに一役買ったとされているのが元フォーリーブスのメンバー、江木俊夫だ。毎月200万円のギャラを原田容疑者の会社が支払い、会社名義のレクサスやグッチのバッグや靴まで買い与えていたことを週刊誌に報じられている。

 最近まで江木をマネジメントしていた芸能プロ関係者が言う。

「江木氏から警察の事情聴取を受けたことを聞き、今年5月に業務提携を解消しました。私がマネジメントしていたのは半年足らず。“広告塔”を務めていたかどうかは知りません」

 江木がMCを務める会社主催のコンサートには、山川豊や柏原芳恵、アグネス・チャン、作曲家の中村泰士といった有名人も出演していた。

■小林幸子の事務所は「困惑している」

 江木とは別ルートで名前が挙がっているのが小林幸子だ。やはり会社主催のショーに出演していたという。小林の事務所担当者が言う。

「たしかに10年以上前にロイヤルフーズ主催のショーに出演したことはあります。ただ1回きりです。健全な業務をしている企業だと思っていましたので、このような事態になり困惑しています」

 今、“広告塔”として名指しされているタレントはごく一部。原田容疑者の会社をパトロン代わりにして、コンサートのチケットを大量購入させたり、自身がプロデュースした飲食店に多額のカネを出資させた有名人が他にもいるという。しらばっくれていないで早く名乗り出た方がいい。