10月スタートの日曜ドラマ「グランメゾン東京」(TBS系)で主演を務める木村拓哉(46)のこだわりに、制作サイドが悲鳴を上げている。

「もともとドラマに対する思い込みやこだわりが強すぎて暴走しがちなんです。一度、気になると自分の気が済むまでチェックをやめない。小道具だったり大道具だったり、時には莫大な予算がかかるセットだったり。揚げ句は共演者にまで口を挟んでくる。もちろん台本も自分が納得いかないと何度も打ち合わせをした上で書き直しさせる」(ドラマ関係者)

 今回のドラマで木村が挑むのは俳優人生初となるシェフ。自身の慢心とうぬぼれから産地偽装を見抜けずに料理界から追放されてしまう役柄で、一度は全てを失いながらも、再び世界最高の3つ星レストランを目指し立ち上がるシェフに扮する。新進気鋭のシェフに扮する木村が注文をつけたのが撮影場所だったという。

「本来は予算の関係もあって都内の3つ星レストランでの撮影を想定していたんです。ところが打ち合わせをしているうちに『フランス料理を扱っているのに、フランスに行かないなんておかしくない?』と言い出したんです。しかもどうせならフランス本家の3つ星だと言い出した」(局関係者)

 スタッフがあちこち探し回り、ようやく見つけてきたのが地元で30年以上にわたって3つ星を獲得し続けている名店「ランブロワジー」。予約を取るだけでも1〜2年間は待たされる店だという。

「スタッフのフランスへの移動費や滞在費など、コミコミで5000万円以上かかりました。これには出演者のギャラは入っていないんです」(事情通)

 すでに「グランメゾン東京」の制作費は当初の予算をオーバーし、1話あたり約1億円もかかってしまう計算になるという。

「フランス料理だから食材も高いんです。木村は本物の食材にこだわる。結果、消えモノといわれる食材だけで1話あたり100万円はかかっています」(制作関係者)

 さらにはこんな声も。

「木村がこだわりを持っているのは分かりますが、急な変更も多いんです。しかも、いまの木村にはかつての神通力がないため共演者を集めるのも一苦労。しかし要求は相変わらずかなり高めです」(事情通)

 その一方で、こんな声もある。

「確かに細かいことを言ったらうるさいが、一度、納得したらとことんやってくれる。それこそ死ぬ気で演技にのめり込むんです。あの姿を知っているスタッフらは結局、木村のわがままを聞いてしまう」(局関係者)

 TBSは制作費や共演者の陣容から、最低視聴率を15%に設定したという。はたして木村はTBSの期待に応えることができるか。