秋篠宮家の長女眞子さま(29)と婚約内定中の小室圭さん(29)=米国留学中=が8日、小室さんの母親と元婚約者との金銭問題について改めて説明する文書を、代理人弁護士を通じて公表した。

「私と眞子さまの気持ち、結婚に対する思いに変わりはありません」

 概要4ページ、本文24ページ(全28ページ)に及ぶ文書の冒頭、こう切り出し、過去に週刊誌などで報じられた母親の金銭問題に触れつつ、「誤った情報をできる範囲で訂正するのが目的」などとつづった小室さん。米国で本格的に法律を学び、将来は弁護士を目指しているというだけあって、公表された文書は所々に「注釈」が記され、まるで「起訴状」か「反論書」のような体裁だった。

 おそらく「訂正したいこと」について丁寧に説明したかったのだろう。「何ら違法行為はない」と強調したいという気持ちが強く伝わってきたのだが、国民が小室さんの姿勢について不信に感じているのは、これまで週刊誌などに取り沙汰された数々の醜聞が果たして法律違反に当たるのか、そうではないのか――ではない。

 眞子さまとの婚約会見以降、報じられた問題について説明する時間は十分あったにもかかわらず、なぜ、沈黙を貫いたのか。国民に対してはともかく、婚約者はもちろん、秋篠宮家に繰り返し足を運び、なぜ金銭問題や結婚について納得、了解を得る努力を怠ったのかという、いわば道義的責任を問題視しているのだ。

 その意味では、森友・加計問題や桜疑惑を国会で追及された際、ひたすら自身の正当性を主張し続けていた安倍前首相の答弁と変わらない。つまり、人としての誠実さや皇族にふさわしいのか、という点がこの問題のキモなのだ。

 今からでも遅くない。国民から理解され、祝福される結婚を望むのであれば、「自己弁護」の反論書を公表するのではなく、会見を開き、自らの言葉で真摯に説明すればいい。それが法律家としても真っ当な方法ではないか。