【独身者5割時代へ あなたは結婚したい?】#17

 転職を繰り返す、仕事が続かない子供の将来を考えて、親族が婚活をさせることは珍しくありません。短大卒の20代の娘を連れて来たある母親は、娘の仕事が続かないことに頭を悩ませて、自身のパート先に頼み込んでアルバイトをさせていました。それも長く続かないだろうと考えて、結婚相談所に来たのです。

 同様のパターンは少なくありません。または、習い事の先生など手に職があって子どもたちに教えているけれど、なかなか食べていくほどの稼ぎはない職業の娘を結婚させるために連れてくるケースも多々あります。ただ、親が連れてくるのは30代前半までが圧倒的ですね。30代後半を過ぎると親が娘を手放さない家庭も増えています。たとえば親が100歳まで生きるとして、その時娘は大体70歳。自分たちの住んでいた家や貯金をあげたら、一人娘のその後の生活も問題ないと考える。だから、娘を介護要員のように考えてしまう親がいるのです。でも、兄弟姉妹がいる場合は違います。

■「45歳の姉を結婚させてください」と妹が入会させる理由

「45歳の姉を結婚させてください」−−と30代後半の妹さんが入会金や月会費などを支払って、入会させるケースもありました。妹さんの方が稼いでいて結婚もしている。お姉さんの方は収入が少なくて将来を心配しているとのことでした。同世代の兄弟姉妹が介入することは意外と多いですね。独身のきょうだいの稼ぎがよければ問題ないですが、収入も安定しておらずパートナーもいないとなれば、両親がいなくなった後に頼られるのは兄弟姉妹だという現実もあります。

 また、配偶者やその親から「義理のお兄さんまだ結婚しないの?」などと言われるのが苦痛で、きょうだいの婚活相談に訪れる人もいます。
 
 叔母さんが40代の姪を心配して連れてきたケースもありました。姪は高校卒業後、アルバイトやパートを転々とし、月数万円程度の稼ぎしかありませんでした。実家暮らしでしたが、娘の父親である兄から相談された叔母さんが手を差し伸べ、活動費用もサポートし、結果として、女性は10歳くらい上の年収2000万円の会社員と成婚しました。

(植草美幸/恋愛・婚活アドバイザー)

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