一般の民家に有料で宿泊する「民泊」絡みの事件が相次いだ。

 今月13日には新潟・阿賀町の無職男(73)が、農業体験ツアーの客として自宅に宿泊させた10代女性の体を触り、強制わいせつの疑いで逮捕。

 16日には福岡市のワンルームマンションで民泊を営む男(34)が、利用客の韓国人女性(31)に部屋の中で酒を飲ませて乱暴し、強制性交等致傷の疑いで逮捕された。

「男は『韓国語を勉強している』と言って女性に酒を勧め、女性は2杯ほど飲んで意識を失ったそうです。最初から乱暴目的だったとしか思えません」(捜査事情通)

 被害女性は、民泊仲介サイト世界最大手「エアビーアンドビー」を通じて部屋を借りたというから、他人事ではない。

 朝鮮日報電子版(17日付)によると、6月末には福岡県の別の民泊で、天井の火災報知器に隠しカメラが設置されているのが見つかり、20代の韓国人カップルが盗撮されたという。民泊を利用して気ままな夏旅行も悪くないが、ろくでもないホスト(家主)には用心した方がいい。

 ちなみに、福岡市生活衛生課によると、旅館業法の「簡易宿所」として許可を得ている市内の施設は3月末時点で68件。ところが、エアビーアンドビーに登録されている市内の民泊は1500件ほどあるという。

「国内で実際に稼働している民泊は4万件以上といわれますが、福岡市に限らず、9割方は無許可のヤミ民泊というわけです」(厚労省関係者)

 旅行ライターの渡辺輝乃氏がこう言う。

「民泊を利用する前に、仲介サイトなどに載っている利用者のコメントやホストの評価をチェックするのは基本ですが、ホストのフェイスブックなどSNSも閲覧してみてください。これは国内外を問いません。ゲストをきちんともてなし、管理が行き届いているホストのSNSには大抵、家族やゲストと一緒に撮影した明るい写真が多数アップされている。明らかに利益目的の怪しげな民泊は、ホストのSNSもなく、様子がうかがい知れなかったりする。どの自治体も、違法民泊の実態を把握しきれていないというのが現状です。裏を返せば、それぐらいしか良し悪しを見分ける方法がありません」

 そもそも、怖い思いをしてまで民泊を選ぶ必要はない、と渡辺氏はアドバイスする。ゲストハウスや民宿、海外ならB&Bなど、安くていい“合法の宿”は、他にいくらでもある。