ジュワ〜ッ。暑さを忘れるような爽快感とノド越し――。炭酸水が売れている。いまや、スーパーやコンビニには500ミリリットルボトルが複数置いてあるほか、自動販売機にも並ぶようになった。中には“強炭酸”をウリにした商品もあり、チョイスの幅はグンと広がっている。

 7月から暑かった今年は、ビールをはじめとした飲料市場が好調で、炭酸水も同様だ。ウィルキンソンを扱うアサヒ飲料では、「7月から3割増産態勢」(広報担当者)を整えたという。「オジサン世代には焼酎の割り材のイメージが強い」な〜んて声も少なくないものの、夏こそそのままグビッ、が正解なのだ。

 栄養士で料理研究家の由比理嘉氏がこう言う。

「炭酸ガスに含まれる二酸化炭素の影響で、カラダが酸素不足と判断するため血行を良くして酸素を隅々まで送ろうとする――。その結果、血行が良くなり、代謝が上がるといわれています。これで美肌効果や疲労回復効果が期待できるのです。そう、例年9月くらいになると、夏バテ夏バテと大騒ぎしますが、夏バテ予防・疲労回復の意味では炭酸水はサラリーマンにオススメです」

 猛暑日の声を聞くと、どうしても冷えたビールが恋しくなる。しかし、カラダをいたわる意味では炭酸水チョイスがベターということか。

「夏場、私は炭酸水に輪切りにした生のレモンを入れたり、レモン果汁を搾ったりして飲んでいます。何より手軽で、面倒ならレモン果汁のボトルを用意しておくと便利。レモン水を数滴たらすだけでOK。レモンの酸味が疲労でたまった乳酸を体外に排出するのを助けてくれます。甘味がない方が疲労回復効果があるので、フレーバーなしの炭酸水を選ぶといいでしょう。氷を加えて、さらにミントを1枚添えると見た目もバッチリ。オシャレになりますよ」(前出の由比理嘉氏)

 レモンの代わりに、ショウガをすりおろす手もある。ショウガにも血行を良くして代謝を良くする薬効がある。一気はダメ、ゆっくり飲むのがコツだとか。今夜からやってみよう。