趣味に没頭したい――こんな願いを抱いている人におすすめなのが、「趣味サイト」だ。活動の写真を投稿したり、オフ会で交流したりできるとあって、毎日の生活が何倍も楽しくなるはずだ。

「歴史上の人物と時空を超えて対面できるのが醍醐味。全国の知られざる銅像を見つける楽しみは“宝探し”のようです」

 こう言うのは、「日本の銅像探偵団」管理人の遠藤寛之さん。20人以上の銅像マニアが、全国で見つけた銅像写真を投稿し合っている。

 掲載されている銅像の数は8月9日現在4229体。銅像といっても仏像や抽象的なアート像などではなく、功績を残した歴史上の人物を顕彰するために建てられた「偉人顕彰像」だ。

「有名なのは桂浜の坂本龍馬、仙台の伊達政宗、上野の西郷隆盛、渋谷のハチ公、札幌のクラーク博士。私はこれらを日本5大銅像、通称“DOUZOファイブ”と呼んでいます」

 近ごろは歴女からの投稿も増えているとか。

「マニアいわく“銅像ハンティング”の楽しみ方は主に2つ。すでに知られている銅像を見に行くのと、知らない土地で埋もれた銅像を発見すること。サイトに載っていない銅像を見つけた時は興奮しますね」

 あまり金がかからず、それでいて高村光雲ら一流芸術家の作品を鑑賞できるのも今のご時世に合った趣味といえる。

 神社仏閣巡りが静かなブーム。そうした仏・神様マニア向けの投稿サイトが「ホトカミ」だ。現在文化庁に登録されている神社仏閣は16万2141件。そのうち9割近い14万4114件の名称、住所、祭神などの基本情報が登録されている。それを基に、会員が写真や文字情報などを随時アップ。グルメサイトの「食べログ」や「レッティ」と仕組みは同じだ。

■中高年に人気

 同サイトを運営する「DO THE SAMURAI」代表の吉田亮氏は、「男女比は4対6。年齢は25〜45歳が7割です。フェイスブックなど普通のSNSで神社仏閣の写真ばかりあげていると、“マニアック”と思われますが、ウチなら思う存分マニアックな写真や書き込みを楽しめます」。

 同じ趣味を持つ仲間を探せるポータルサイトも人気だ。ディー・エヌ・エーが運営する「趣味人(しゅみーと)倶楽部」は2007年開始の草分け。現在会員は約30万人と最大手だ。広報の小池希美さんは「7割が50歳以上。男女比は男性が64%、女性が36%です」と言う。

 サイトをのぞくと、「旅行」を中心に「カメラ」や「ダンス」「音楽鑑賞」などさまざまな趣味のコミュニティーがズラリ。興味を持ったら参加し、日々の活動を日記に書いたり、写真を共有しあったりして楽しむ。お気に入り同士になったらメッセージ交換もでき、オフ会などのイベントも頻繁に開催される。その数、月に約1600件というから驚きだ。

「必ず自分の趣味に合ったコミュニティーが見つかるはず。コミュニケーションが苦手な方でも、共通の趣味が話題なら会話も弾むと思いますよ」

 休日は家でテレビばかりという人は、試しにスマホでのぞいてみては。