藤田医科大学がオゾンガスで新型コロナウイルスの感染力を抑える効果を証明した。実験では密閉した容器の中に0・1ppmという低濃度のオゾンガスを発生させ、新型コロナウイルスが付着したステンレスを入れた。すると、湿度80%だと10時間でウイルスの量が4・6%まで減少。濃度が半分の0・05ppmでも、20時間後には5・7%まで減少した。

 オゾンと新型コロナでは今年5月に奈良県立医科大学が同様の実験をしている。工学博士の秋元格氏が言う。

「その実験でも新型コロナを減らす効果が認められましたが、使用したオゾンは1〜6ppmと高濃度でした。今回の実験は、それよりずっと低濃度でも感染力を抑制できることが証明されました」

 秋元格氏によると、オゾンは高濃度だと人体に入ると有害だが、薄めるとウイルスや細菌を殺す効果があり、病院などで使われているという。実際、オゾン発生器は多くの種類が市販されている。岡山県赤磐市の「オーニット」は30年以上、オゾン発生器を手がける専門メーカー。同社の池奥誉志也営業本部長に聞いた。

「弊社のオゾン発生器は人体に無害な0・1ppmのオゾンを放出し、ホテルや幼稚園、福祉施設などで殺菌、脱臭のために使われています。低濃度なので室内にお子さんがいても安全で、季節性インフルエンザのウイルス除去などでも効果を発揮してきました。人感センサーがついているので、人が近づくと0・05ppmに自動調整します。ホテルではお客さんのいない部屋を掃除するときに高濃度のオゾンを10〜20分間放出。殺菌と同時に室内に残った香水のにおいなどを消すことができます」

 新型コロナが発生した春ごろから注文が増え、藤田医科大の発表により、さらに問い合わせが殺到しているという。一家に1台あれば安心か。