【お金を増やす節約マジック】#90

 移動も楽しいローカル鉄道の旅。車窓の景色に癒やされるもよし、途中下車して街歩きするもよし。1日乗車券を利用すればお得に沿線を観光できる。思い立ったらすぐ行ける東京近郊の路線をチェックしてみた(各詳細は公式HPなどで要確認)。

 まずは神奈川県のローカル線、湘南・鎌倉地域を走る江ノ島電鉄(江ノ電)のお得きっぷに注目だ。江ノ電1日乗車券「のりおりくん」は、藤沢駅―鎌倉駅の全線(15駅)で1日何度でも自由に乗り降りできて650円(大人=以下同)。初乗り運賃200円でいうと、4回乗車すれば余裕で元が取れる計算になる。しかも沿線施設での特典付き。乗車券提示で割引などの優待が受けられるので、さらなるお得をゲットしたい。

 お得なチケットはほかにもいろいろ。駐車場に車をとめて電車やバスで江ノ電沿線を観光できる「パーク&レールライド」もそのひとつで、利用できる駐車場はいくつかあるので詳細は要確認だが、たとえば「江の島パーク&レールライド」は、江ノ電駐車センターでの駐車5時間分(1台)と、江ノ電全線フリー切符(2人分)がセットになって2020円。協賛店や寺社などで割引などのサービスが受けられる特典も魅力。充実だ。

 茨城県南西部を南北に結ぶ、関東鉄道・常総線のお得きっぷも検討したい。土日祝の利用限定「常総線一日フリーきっぷ」(茨城県民の日の11月13日、年末年始期も対象)は、取手駅から下館駅までの全線(25駅)が1日乗り放題で1500円。たとえば取手―下館間は通常、片道でも1540円(IC1538円)かかるのでお得度大。親子割引があるのも見逃せないポイントだ。通常は小児750円のところ、一緒の乗車なら大人1人のフリーきっぷで子供も2人まで利用可能。つまり3人あわせて1500円でOKということ!

 常総線は取手駅でJR常磐線、守谷駅でつくばエクスプレスと接続するので東京からも便利だし(下館駅ではJR水戸線、真岡鉄道線と接続)、駅までの交通手段が車なら「パーク&ライド」も検討できる。石下や下妻など県西エリアの駅に、常総線利用者専用の無料駐車場が設置されているので、ぜひ。

 県南の龍ケ崎市を走る関東鉄道・竜ケ崎線は「竜鉄コロッケ☆フリーきっぷ」を用意。龍ケ崎コロッケの150円割引券が付いた全線(3駅)1日乗車券で料金は一律500円。起点の佐貫駅から終点の竜ケ崎駅までの通常の運賃は230円(IC224円)なので1往復するだけでお得になる計算。竜ケ崎駅では無料の「駅レンタサイクル」(先着制)が利用できる。もちろん関東鉄道のサービスで、常総線も水海道駅、下妻駅で展開。要チェックだ。 

(ライター・染谷晴美)