ここまでの「筋肉美」を持つ人はなかなかいない。

「ブラジルのハルク」と呼ばれていたボディービルダー、バルディル・セガトさん(55)が2日、亡くなった。55歳の誕生日の朝だった。

 サンパウロ市出身のセガトさんは以前から超人ハルクやアーノルド・シュワルツェネッガーに憧れを抱いており、シントールという筋肉増強剤を注入し続けてきた。

 医師からは何年も前から、常習化されたシントール注射は神経の損傷、肺動脈の閉塞、心筋梗塞、脳卒中などを引き起こす可能性があると忠告されていたが、セガトさんは注射をやめなかった。

 亡くなった日の朝6時ごろ、呼吸が苦しくなり、隣家に住んでいた母親に助けを求めた。早朝だったため、母親が目を覚ますまでに時間がかかったこともあり、救急車で市内の救急治療室に搬送されても助からなかった。

 セガトさんのTikTokには約160万人のフォロワーがおり、ファンから「モンスター」と呼ばれることに誇りを感じていたという。