47年ぶりの屈辱だ。

 ヤクルトは18日のDeNA戦で3安打の完封負け。これで引き分けを挟んで70年以来となる12連敗。同年の球団ワースト記録(16連敗)も見えてきた。

 今季9度目の零封負けを喫した真中監督は「序盤からチャンスがつくれなかった。ゼロですからね。勝ち目ないですよね」とため息をつくしかなかった。

 低迷の主因は多発する主力野手のケガだ。著しい打力の低下により、チーム打率(.230)、本塁打(47本)、得点(273)は、いずれもリーグワースト。杉村チーフ打撃コーチは「ここ2試合、点が取れなくてピッチャー陣に申し訳ない」と投手陣への謝罪を口にしたが、こんな貧打線では投手陣も苦しい投球を強いられる。1点も与えられないという重圧から厳しいコースを突く投球が増える。それがボールと判定され、カウントを悪くして崩れるケースが多々ある。

 ベンチは、貧打の打開策を模索する毎日だ。打順やスタメンは日替わり状態。練習の順番も決まらず、選手からは「自分がいつ打つのか、直前まで分からない」という愚痴も聞こえてくる。

 来週からは6連戦が7週続くため中継ぎの負担も大きくなる。伊藤智仁投手コーチに「味方の貧打ぶりに不満はないか?」と聞くと、こんな答えが返ってきた。

「野手は主力も欠いていて、それでもチームとしてやっている以上は今いる選手でカバーしていくしかない。『このイニングはこの投手』というふうに決められたらいいけど、現状はそこまでできる状態じゃない。みんなでその日に調子の良いピッチャーを優先的につぎ込んでいくというやり方しかないかなと。こうなったらある程度、割り切ってどんどんいい投手を使っていくつもり」

 もはやヤケクソになりつつあるのかもしれない。

 石井弘寿投手コーチも「チームとしてやっている以上、打線のせいなんて思うことはない」と話すが、成績が年俸に直結する投手陣の気持ちが同じとは限らない。